「私の教員人生Part7〜11年がくれたものIII〜」
沖縄は昨日から旧盆で今日はナカヌヒー(中日)です。今エイサーの音が聞こえています。沖縄の伝統文化のエイサーは旧盆の名物ですな。特に私の住む中部はとても盛んです。エイサーの太鼓、パーランクー、三線、指笛、踊りに沖縄の人はそれこそ「チムドンドン」しますね〜(^^)
さて、結局3回目まできてしまった“11年がくれたもの”ですが、今回は2冊の本が私を動かしてくれた話です。動かしたのは心だけでなく、身体を。行動させたんです。
その2冊はこちら!
特別支援2校目となった私は、ここからの5年は、何か意味がある。だとすると、5年間でできる次への準備をしっかりやろう!と考えていました。教員になって最初の8年間、何の力もないままに指導していた高校野球。つぎその場に戻った時に、成長していられるように、野球を学ぼう!と考えたんです。それで野球関係も、それ以外の本もそこそこ読むようになっていたのですが、2017年、2冊の本に出逢ったんです。
「新時代を勝ち抜く」
有名な監督さんたちはどんな考え・姿勢で指導しているのだろう?監督として大切なことって何なのか?そんなことを知りたくて、読んでいました。
そして、この本で私が興味を持ったのが、「プレイヤーズ・ファースト」のボトムアップスタイルで指導されている山梨県立都留高校の柏木洋和先生の指導法でした。
ボトムアップ?なんだそれは?生徒主体ってどこまで?どういうやり方をしてるんだ?
でもなんとなく、これからはこれだ‼︎ こんな指導が広まっていくんじゃないか?自分がチャレンジするならこのスタイルだ‼︎ た直感したんです(^^)
「超攻撃的バッティング論」
そして、もう一人、神奈川県立相模原高校の佐相眞澄先生のバッティング論にも触れてみたい、と思いました。佐相先生はバッティングの指導に定評があり、中学野球で実績を残され、高校野球でも県立ながら激戦区神奈川でバッティングを中心に打ち勝つ野球を実践されている全国的にも有名な監督さんです。
ほぼ同じ時期にこの2冊を読んだ私は、見学したい!実際に指導を観てみたい!と思ったんです。そして、何のつてもないまま直接学校に電話して、その年の年末に見学させてもらえないかお願いしました。その時の私は特別支援学校勤務ですから、「沖縄で高校野球の審判員をしているものですが、...、見学させて下さい!」とお願いしました(当時、私は高校野球と繋がりを持つ、学ぶ意味で審判に復帰して、たくさん立審させてもらっていました)。もしかするとお二人とも「審判?」と思ったかもしれません。それでも快く許可してくださり、年末見学に行くことになりました。
この時の自分の行動力、今考えても不思議です。それまで、自分から学びに行く、見学なんてほとんど考えたこともない、誘われても行かなかったような自分が何の接点もないお二人に電話して1人見学に行く。緊張もあったけれど、その何倍もワクワクが大きかった。
初日は柏木先生の都留高校さんへ。合宿中ということで、なんと私も学校に寝泊まりさせてもらい、遅い時間までボトムアップ理論や実際の指導法など教えて頂きました。
2日目は佐相先生の相模原高校へ。朝のトレーニングに始まり、午後のバッティング練習までじっくり見学させて頂き、その後は夜遅くまで野球のこと、バッティングのことをお話しして頂きました。
お二人とも熱心に接して頂き本当にありがたかったです。
学ぶって楽しい‼︎
心からそう思ったのは、もしかしたらこの時が初めてかもしれません。
野球からはそれますが、2泊3日のこの旅?、最終日には生まれて初めて新宿に落語を観に行きました。これまた面白かった。
大学4年間東京にいながら一度も行こうと思わなかった落語まで観に行ってる。本当に不思議です。この3日間はもう充実感半端ない濃い旅になりました。
ここから私は、野球に対する学びを深めていくことになります。そして、その学びは今も継続中です。その中心は、
「ボトムアップ理論」
です。これが最幸なんです😁
ということで、今回はここまでにします。
次回は「ボトムアップ理論は最幸!」というテーマでいきます。
相変わらず読んでくれた人がいるのかいないのかわからないブログですが、もし読んでくれた方がいたら、ありがとうございます。
ボトムアップ理論はおすすめの指導法、考え方なので、次回ぜひ読んで頂けたら、と思います。
ではまた次回😁🌈